
お地蔵さんにまつわる言い伝えは各地あり、それだけ地蔵尊信仰は人々の心に深く刻みこまれているといえますね。
こちらではお地蔵さんに関する豆知識を少しご紹介しましょう。
お地蔵さん(地蔵菩薩、じぞうぼさつ)は、仏教の信仰対象である菩薩の1つです。
サンスクリット語ではクシチガルバ(Kstigarbha)と言われます。
これは「大地」という意味の語と、「胎内、子宮」という意味の語の合成語で、それを意訳して日本語では「地蔵」というわけです。
大地は私たちの衣食住から金銀財宝に至るまで、いろいろなものを与えてくれます。
お地蔵さんも同様に私たちにいろいろなご利益を与えてくれるところから、この名前がついたという説もあります。
安産・健康・長寿・智恵・豊作・求財などにご利益があるとされますが、本来のお地蔵さまの役目は、お釈迦様が亡くなってから五十六億七千万年後に弥勒菩薩が登場するまでの仏様のいない期間に、地獄・飢餓・畜生・阿修羅・人・天の六道に輪廻(さまようこと)して苦しむ人々を救うこととされているのです。
中国においては、地蔵菩薩は十王思想と結びついて地藏王菩薩とも呼ばれ、冥界の教主としても信仰を集めています。
閻魔王として死者を裁くことから、主に死後の(地獄からの)救済を願って信仰されるのです。
日本の神奈川県横浜市中区にも、華僑によって建立された死者の永眠を祀る地藏王廟(中華義荘)があります。